【カフス】 できる男の袖口研究

できる男は「袖口」にまで気を配っています。ビジネスウェアは良いスーツを着れば「はいおしまい」ではありません。「袖口」という細かい箇所にまでこだわりを持っています。そんな男たちのビジネスウェアの数々。味わってみませんか?

【エルメス】

「できる男」の袖口研究
【 エルメス 】




●エルメス (Hermès) は、フランスのエルメス社が展開するファッションブランド。


 エルメス社は馬具工房として創業した。しかし、自動車の発展による馬車の衰退を感じ、皮革製品(鞄や財布)に事業の軸足を移し成功しました。


 現在でも、馬具工房に由来するデュック(四輪馬車)とタイガー(従者)がロゴに描かれています。

 しかし、ロゴに主人は描かれていません。それは・・・

 「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です」

 という意味が込められているためです。


 何ともニクイ心配りじゃないですか。



●それでは、簡単に歴史を紐解いてみます。

 エルメス社の母体は、ティエリ・エルメス(1801年〜1878年)が開いた馬具工房です。

 馬具ブランドとして最高の品質で、馬具ならエルメスといわれるほどの評判だったそうです。ナポレオン3世やロシア皇帝などを顧客としてとも言われています。


 ティエリの孫にあたる3代目のエミール・モーリス・エルメス(1871年〜1951年)は事業の多角化に着手。


 バッグ、時計、香水等のデザイン、製造、販売のすべてを手がける会社となった。

 今でも女性のハートを射止め続けるケリーバッグは1935年に発売されていたが、当初は「サック・ア・クロア」(sac-à-croire)と呼ばれていました。

 後に女優のグレース・ケリーが愛用したことは有名で、特にカロリーヌ皇女を懐妊し、写真を撮影された時とっさにお腹を隠したのがこのバッグだったことから世間一般でも知られるようになり、1955年に正式に改名されました。

 「サック・ア・クロア」=ケリーバッグは本来、サドルバッグ(鞍に付けるバッグ)を婦人用に改良した物だったのです。


 ケリーと同様の人気を誇るバーキンの名も、当時のエルメス社社長であったジャン・ルイ・デュマ・エルメスが飛行機の中でたまたまイギリス出身の女性歌手ジェーン・バーキンと隣合わせになったことから始まりました。

 彼女はボロボロの籐のカゴに何でも詰め込んでいました。それを見たデュマは彼女に整理せずに何でも入れられるバッグを作らせて欲しいと申し出たというエピソードが残っています。


●このように、エルメスのバッグには発注者、最初の所有者の名が付いたモデルが多く存在します。

 比較的時代が新しいものでは、スーパーモデルのエル・マクファーソンが発注したエル、日本人男性が発注した大型旅行鞄マレット・タナカがあります。



●日本では女性の支持率が圧倒的に高いエルメスですが、バッグなどでは男性からの支持も高く人気も絶大です。

 フールトゥやエールラインは価格も手ごろな為に定番バッグとして活用している人も多いでしょう。



●2004年、マルタン・マルジェラの後継として、ジャン・ポール・ゴルティエがデザイナーに就任。

 2004年パリ・コレクションではエルメスの伝統である馬具・皮革製品を意識し、オレンジ・黒を中心とした鋭角的でかつブランドの風格を意識したデザインを発表しています。



 ◆マリンシルバー925
 ◆エクリプスシルバー



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